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水が流れる庭園

 未来の世界を創る一人ひとりの子供たちの蕾が、桜の花びらのように開花することを願って

                                  日本連合教育会会長 佐藤 利弘

 

 桜の開花とともに日本に春は訪れます。毎年、本会東京事務所近くの目黒川沿いには、約4㎞にわたって淡いピンクの桜の花が咲き誇ります。
 日本における全国組織としての教育会の開花は、明治16年でした。教育者と教育関係者が集った団体であり、近代日本の教育文化の礎を築いてきました。教職員の資質・指導力の向上に務め、教育内容の充実や教育制度の整備改善、教職員待遇改善等の活動を続けています。
 第2次世界大戦後、アメリカGHQの占領政策によって、昭和23年に一時解散することになりましたが、昭和24年に新たな連合体として日本教育協会(後に日本連合教育会と改称)を結成し、今日に至っています。
本会は、明治以来の教育会の歴史と伝統を継承しつつも時代の変化に対応し、中正普遍の教育民主化の精神に徹し、国際的な日本人育成の教育実践に精励している教育団体です。
時代の流れとともに教育環境も変化します。しかし、変化の中にあっても教育の不易の部分を基幹とし、国民の教育に対する公正な世論を代表することに努め、この世論を教育実践や文教政策に反映させて、健全な教育の発展に寄与しています。
 未来の世界を創る一人ひとりの子供たちの蕾が、桜の花びらのように開花することを願って。

                   令和5年4月1日

VUCA時代を生き抜く子供たち

           日本連合教育会会長 佐藤 利弘

 

 日本最古級の道後温泉を有する「歴史と文化の街」ここ愛媛県松山市において、第75回日本連合教育会研究大会が、全国から集まった会員と教育関係者ならびに県民の皆様のご参加をいただいて開催できますことを心よりうれしく感じております。

 愛媛大会開催のためにご尽力いただきました役員ならびに愛媛県教育会の皆様方に心より感謝申し上げます。また、本大会を一層有意義なものとするために快くご支援を賜りました文部科学省をはじめ愛媛県、愛媛県教育委員会、松山市、松山市教育委員会など、関係機関・関係団体の皆様に対しましても厚く御礼申し上げます。

 日本において各教育会の創設は、明治時代でした。教育者と教育関係者が集まった団体であり、近現代の日本の教育文化の礎を築いてきたといっても過言ではありません。第2次世界大戦後、一時解散はしたものの、日本の教育再生のためには職能団体としての教育会の存在は不可欠であるとの思いから、昭和24年に新たな連合体として本会が創設されました。そして、その創設以来、その時々の教育課題を「主題」として年1回の研究大会を実施し、本大会において第75回を迎えることとなりました。その歴史と伝統とともに、会員の教育に対する熱き思いを感じずにはいられません。

 時代の流れとともに、社会も教育環境も変化します。現代は、VUCA(変動性、不確実性、複雑性、曖昧性)の時代と称されます。このVUCA時代を生きていく子供たちは、予測困難な時代において、自分のよさや可能性を認識するとともに、多様な人々と協働しながら様々な社会変化を乗り越え、豊かな人生を切り拓かなければなりません。

 私たち教職員は、新しい時代に求められる教育の流れを念頭に置き、学校教育の重要性を再認識し、これまで行ってきた教育活動を改めて振り返るとともに、未来の創り手となるために必要な資質・能力を子供たちに育むことのできる教育に取り組むことが重要です。

 愛媛大会では、「共助のこころで しなやかに生きる日本人の育成」を大会主題として研究討議が行われます。全国から集まった青年教師はじめ先生方の研究発表や実践報告により真摯な協議が行われ、自らの資質向上に努められること、そして、この愛媛大会の成果を明日からの教育実践の向上に資することを願って、ご挨拶といたします。

        令和6年7月26日 

(第75回日本連合教育会研究大会愛媛大会 開会式挨拶)

 

日本連合教育会の概要・活動・現況プロフィール

――日本連合教育会結成の経過――

 日本における教育会の創設は、明治16年であった。広く全国の教育者並びに教育関係者が相諮って、これを結成

したのである。当初の入会者は800余名、会誌の発行、教育懇談会の開催、図書館の設立、教職員の研修、夏期講習

会の開設、全国連合教育会・関東連合教育会の開催、教育会館の建設、教育内容の充実、教育制度の整備改善、教職

員待遇改善等の事業や活動を続けてきた。そして、終戦を迎えた。

 戦後、マッカサー司令部のアドバイスにより、委員を挙げて民主的な規約のもとに役員選挙を行った。その結果、

本会役員は、日教組の運動によって、日教組役員の占有するところとなった。

 昭和23年日本教育会臨時総会の席上、日教組委員長である荒本正三郎のもとに、多数をもってこれを解散した。

しかし、これに反対した有志、一部数県によって、昭和24年日本教育協会(後に日本連合教育会と改称)が結成され、時代の進運にあった定款のもとに連合体として再発足し、明治16年以来の正統を継ぐことになり、今日に至っている。

――――――――――――――本会の特色――――――――――――――――

1 本会は、明治以来の教育会の歴史と伝統を継承する。

2 本会は、全国都・県・市の教育会若しくはこれに準ずる教育団体の連合機関で、加盟団体の独自性を尊重する。

3 本会は、教育民主化の精神に徹し、国際的な日本人育成の教育実践に精励する自主的な民間教育団体である。

4 国民の教育に対する公正な世論を代表することに努め、この世論を教育実践や文教政策に反映させて、健全な

 教育の発展に寄与する。

5 民間団体として、常に、いかなる不当な干渉にも制約されることなく、主体的に、我が国教育の進歩改善に貢献

 する。   

6 政治的・思想的に中立を堅持し、一党一派に偏することなく、是是非非の立場をとる。

7 本会の事業領域は、学校教育、家庭教育、社会教育等全般にわたる。

8 毎年、加盟都・県・市をめぐって年次大会を開催し、教育に関する重要問題について研究協議し、研究発表や講

 師の講演を行って、研修に努める。また、必要に応じて決議・宣言を関係方面に陳情し、要望する。

――――――――――――――文部科学省に登録されている内容――――――――――――――――

[  団体概要  ]

       教育の振興刷新を図るため適切な施策・方策を講じ、日本の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。

[  活動内容  ]

       会の目的を達成するため、次の事項に関する事業を行う。

  1.社会の変化に対応する教育の在り方に関する事項

  2.生涯学習の推進及び関連機関との連携に関する事項

  3.教育内容の充実に関する事項及び教職員の資質や能力の向上に関する事項

  4.教職員の待遇の改善に関する事項

  5.都道府県教育会もしくはこれに準ずる教育団体等との連携に関する事項

  6.文教政策、教育財政等の調査研究及び提言・陳情に関する事項

  7.その他必要と認める事項

[  代表者  ]

       日本連合教育会会長 佐藤 利弘

[  加盟教育会・構成員数  ]

       加盟教育会数:12

​    会員数:約156,000人

――――――――――――――年次大会経過―――――――――――――――

第1回

昭和24年 東京大会 本会規約審議(結成総会)

第2回

昭和25年 長野大会 平和教育の具体策 外4題

第3回

昭和26年 日光大会 地方教育行政の確立とその具体策 外5題

第4回

昭和27年 東京大会 新日本建設の教育

第5回

昭和28年 大津大会 国民道義の振興方針 外7題

第6回

昭和29年 富山大会 国家の現状に鑑み、教育上特に改善刷新を要する事項 外3題

第7回

昭和30年 水戸大会 新道徳の理念と育成 外4題

第8回

昭和31年 徳島大会 教育尊重の趣旨徹底 外5題

第9回

昭和32年 長野大会 社会教育振興の具体策 外5題

第10回

昭和33年 東京大会(創立10周年記念大会) 戦後教育の現状の改善刷新新方策

     教育行政・学校教育・家庭教育・社会教育  外3題

第11回

昭和34年 堺大会 改訂教育課程問題と対策

第12回

昭和35年 宇都宮大会 教育会の使命創造 外4題

第13回

昭和36年 大津大会 わが国教育の現状分析と振興方針 外4題

第14回

昭和37年 富山大会 科学技術革新時代における教育 外6題 

第15回

昭和38年 桐生大会 現代日本人の理想像とその教育 外6題

第16回

昭和39年 徳島大会 青少年問題の総合対策と教育の使命 外5題

第17回

昭和40年 水戸大会 現行教育行政の改善方策 外5題

第18回

昭和41年 東京大会 現行教育制度の改革 外3題

第19回

昭和42年 長野大会 世界の情勢に基づく日本教育対策 外4題

第20回

昭和43年 長崎大会 教育課程改善に伴う諸問題 外4題

第21回

昭和44年 宇都宮大会 教育の現状から今日の日本の教育を探る 外4題

第22回

昭和45年 富山大会 わが国教育の刷新策と日本連合教育会の使命

第23回

昭和46年 滋賀大会 国民的要望にこたえる70年代の教育課程とその対策

第24回

昭和47年 長野大会 激動する社会を生き抜く人間の育成

第25回

昭和48年 水戸大会 教育の本源に立ちかえりひとりひとりの能力を開発し、

          豊かな人間性をつちかう教育とその方策

第26回

昭和49年 山口大会 国際的視野に立って日本教育の源流を追求し改革の問題点を解明する

第27回

昭和50年 徳島大会 日本の未来をひらく国民教育の創造

第28回

昭和51年 宇都宮大会 転換期に立つわが国の教育改革を目指して

第29回

昭和52年 愛媛大会 新しい国づくりを目指す教育の創造

第30回

昭和53年 桐生大会 (創立30周年記念大会)人間尊重を基礎とする国際社会に生きる新しい日本人の育成

第31回

昭和54年 松本大会 豊かな人間性に培い、国際社会において尊敬と信頼を得る日本人の育成

第32回

昭和55年 富山大会 豊かな人間性に培い、国際社会に貢献できる創造的でたくましい日本人の育成

第33回

昭和56年 長崎大会 豊かな人間性に培い個性を伸ばし創造力を高め国際社会に貢献できる日本人の育成

第34回

昭和57年 長浜大会 国際社会に生きる心豊かで主体的・創造的な日本人の育成

第35回

昭和58年 高松大会 国際社会に生きる心豊かでたくましい日本人の育成

第36回

昭和59年 山口大会 たくましい日本の子どもを育てる親心・師心の確立

第37回

昭和60年 宇都宮大会 21世紀をひらく心豊かでたくましい創造的な日本人の育成

第38回

昭和61年 愛媛大会 創造的で活力ある、人間性豊かな日本人の育成

第39回

昭和62年 茨城大会 一人一人が生きがいをもつ人間性豊かな日本人の育成

第40回

昭和63年 諏訪大会 (創立40年記念大会)21世紀を拓く人間性豊かで、国際性を身につけた日本人の育成

第41回

平成 元 年 徳島大会 21世紀の国際社会に生きる心豊かな日本人の育成

第42回

平成 2 年 富山大会 未来を拓く心豊かでたくましい日本人の育成

第43回

平成 3 年 宇都宮大会 国際社会の進展に貢献する心豊か内たくましい日本人の育成

第44回

平成 4 年 長崎大会 国際社会に貢献できる心豊かでたくましい日本人の育成

第45回

平成 5 年 滋賀大会 自然を愛し、生命を尊重する心豊かな日本人の育成

第46回

平成 6 年 高松大会 国際社会の進展に貢献できる心豊かでたくましい日本人の育成

第47回

平成 7 年 堺大会 新しい時代の創造に貢献する心豊かな人間の育成

第48回

平成 8 年 東京大会 21世紀を拓く心豊かで主体的な日本人の育成

第49回

平成 9 年 山口大会 ゆとりの中で「生きる力」を育む教育の創造

第50回

平成10年 愛媛大会 (創立50年記念大会) 21世紀を生きぬく心豊かでたくましい日本人の育成

第51回

平成11年 茨城大会 未来社会を創造する心豊かで実践的な日本人の育成

第52回

平成12年 長野大会 新しい時代を切り拓く心豊かで創造的な日本人の育成

第53回

平成13年 徳島大会 個性を尊重し、豊かな心と生きる力をはぐくむ教育の創造

第54回

平成14年 桐生大会 創造性と豊かな人間性とをはぐくむ教育を求めて

第55回

平成15年 富山大会 人間性豊かで創造性に富む日本人をはぐくむ教育

第56回

平成16年 栃木大会 心豊かでたくましい日本人を育てる教育の創造

第57回

平成17年 長崎大会 自立と共生の心と実践力を持つ日本人の育成

第58回

平成18年 滋賀大会 人・自然との豊かなかかわりの中で、たくましく行動する日本人の育成

第59回

平成19年 香川大会 夢に向かって! 未来を切り拓く心豊かでたくましい日本人の育成

第60回

平成20年 東京大会 (創立60年記念大会)

          これからの時代を 心豊かでたくましく生き抜く日本人の育成

第61回

平成21年 山口大会 人や自然とのふれあいの中で、志をもちたくましく生き抜く日本人の育成

第62回

平成22年 愛媛大会 変化する社会を心豊かで健やかに生きる生き抜く日本人の育成

第63回

平成23年 茨城大会 国際社会に生きる心豊かで創造的な日本人の育成

第64回

平成24年 呉大会 元気で明るい賢い子どもを育む地域の絆・教育力を培う

第65回

平成25年 長野大会 人と人との絆の中で、心豊かに自らの生活を切りひらく日本人の育成

第66回

平成26年 徳島大会 変化する社会の中で、創造性に富み心豊かで健やかに生きる日本人の育成

第67回

平成27年 富山大会 人間性豊かで創造性に富み、たくましく生き抜く日本人の育成

第68回

平成28年 栃木大会 豊かなかかわりあいの中で、主体的に未来を切り拓く日本人の育成

第69回

平成29年 長崎大会 夢や憧れや志を抱き、激動する社会をたくましく生きる日本人の育成

第70回

平成30年 桐生大会 (創立70年記念大会)

          人や社会との関わりの中で 思考・判断・表現する力を高め、心豊かに、

          創造的に生きる子供の育成         

第71回

令和 元 年 滋賀大会 ふるさとを愛し 心豊かで 主体的に生き抜く 子供の育成

第72回

令和 2 年 香川大会(コロナ禍による1年延期) 

令和 3年

香川大会(誌上発表) 不透明な時代にあって、自らが輝き未来を創造する日本人の育成

第73回 

令和4年 東京大会  Society5.0 心豊かで主体的に生き抜く日本人の育成:オンライン開催

第74回 

令和5年 山口大会  時代の変化を前向きに捉え 志高く人間性豊かに未来を創造する日本人の育成

第75回

令和6年 愛媛大会  共助のこころで しなやかに生きる日本人の育成:主にオンライン開催 

第76回

令和7年 茨城大会  持続可能な社会を切り拓き、未来に誇れる日本人の育成

  

  

アシスタントコーディネーター

プロダクト開発部長

2009年11月~2011年1月

これまでの職務経験や携わったプロジェクトなどについて、簡潔に記載してください。効果的なポートフォリオとは、あなたの経歴や、将来の目標などを読者が簡単に検索できて簡単に内容を把握できるものです。

プロジェクトマネージャー

2011年4月~2012年3月

これまでの職務経験や携わったプロジェクトなどについて、簡潔に記載してください。効果的なポートフォリオとは、あなたの経歴や、将来の目標などを読者が簡単に検索できて簡単に内容を把握できるものです。

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